今日の恋愛小説。
こんにちは! 荒木です!
今回は僕がたまたま手に取って、購入した小説の紹介をしていこうと思います。
大学2年生の夏、盛大に失恋した僕は、こころの落ち着きを求め本屋にいき、裏表紙の内容紹介に惹かれ、購入しました。
宇山圭佑さんの ”桜のような僕の恋人” というタイトルの小説です。
簡単にあらすじを述べさせていただくと、駆け出しの美容師、美咲に恋をした晴人は、一度は諦めたカメラマンの道をもう一度目指すことになる。美咲も自分のお店をだす、という夢に向け走り出し、そして惹かれあっていく。
そんななか、美咲に病が降りかかってしまう。その病気は他人より何倍もの早さで老いてしまうというものだった。 2人はどのように生きていくのか・・・
といった内容です。
物語のはじまりは、晴人がたまたま寄った美容院からです。そこでカットを担当してもらった、美咲にひとめぼれをしてしまいます。
月に一度のカットは必ずそのお店で切ってもらっていたある日、カットの途中で急に振り返った晴人に、思わず美咲は晴人の耳たぶを切り落としてしまいます。
病院へ行き、”なんでもします、申し訳ありません、” と、謝罪する美咲。
美容院に通いつめてはいたものの、いまいち美咲を誘い出す勇気がでなかった晴人はずるいとは思いつつも、デートに誘い出します。
そこから2人はどんどん距離が縮まっていきました。
まず、髪の毛カットするはさみってそんな切れ味いいんですね笑
耳たぶが落ちて、血がバーバーでた、という描写で少しゾッとしました。。
皆さんは美容師の方を誘ったり、誘われたりしたことありますか?
美容師の方って、きれいな人ばかりですけど、誘うのはなかなか勇気いりますよね笑
先程の、あらすじの方でも書かせていただいたのですが、距離が縮まったと思った矢先に、美咲の病気が発覚してしまいます。
人よりも何倍も”老い”が早くなる病、というものをご存知でしたか?
想像しただけでも、気の毒ですよね、、
僕は実際その病気になっていないですし、気持ちが100%分かるか、といわれれば嘘になりますが、当事者も、その周りの人たちも変わり果てていく姿を見ていくのはきっとつらいでしょうね、。
こうして、美咲は、どんどん変わり果て、老人の見た目になっていく姿を見せまい、と、晴人とは”好きな人ができた””といい、別れます。
後に、美咲の命もあとわずか、となった時に、晴人は、時間の残り少ない美咲のために、自分にできることはなにか、必死に考え、葛藤していきます。
美咲のつきたくない嘘、それを知った時の晴人の心情は言葉では言い表せられないものがあったと思います。
最後になりますが、ぜひこの本を手に取って、2人の心情をのぞいてみてください!
最後まで見ていただきありがとうございました!